住民投票の結果に関連して(声明)

住民投票の結果に関連して(声明)

 本日、8月2日、つくば市総合運動公園基本計画の賛否を問う住民投票が実施されました。開票の結果、投票率は47.3%で、反対票63,482票は賛成票15,101票を48.000票余り上回り、得票率では反対票が80.8%となり、基本計画に反対する市民の意思がきわめて明確に示されました。
 総合運動公園建設の是非を住民投票で問うつくば市民の会(住民投票の会)は、つくば市の歴史で初めての直接民主制を体現する住民投票に対し、関心を寄せられたすべての市民のみなさんに、心から感謝の意を表します。また、開票の結果については、反対票を投じて下さった圧倒的多数の市民のみなさんとともに、心から喜びを分かちたいと思います。

 私たちは、準備段階を含めると一年以上にわたる長い間、総合運動公園の基本構想や基本計画案の重大な問題点をくり返し指摘し、計画案を白紙に戻して、進め方や内容について根本的に検討し直すよう申し入れ等を重ねてきました。しかし、市民の声やパブリックコメントでの多数の反対・見直し意見には一切耳を傾けず、今年2月、市長は基本計画を決定しました。

こうした経過の中で、私たちは、住民投票の会を正式に立ち上げ、住民投票条例を制定する直接請求を行いました。幸いにも、わずか一ヶ月で11,363筆の有効な請求者署名が集まり、5月の臨時市議会でも賛同を得て、賛否を明確にする住民投票の実施が決定されました。

 本日の投票結果は、
①圧倒的多数の市民が総合運動公園基本計画に反対の意思を表明したもので、基本計画は否定されたこと
②市民の税金がどのように使われるかについて、市民自身が決定に直接参画したこと
③ワンマン市長が、トップダウンで進める強引な市政運営に対して、市民がノーを突きつけたこと
を示しています。さらに、今後の展望として、
④市政の民主的かつ健全な運営のために、市民一人ひとりがまちづくりに参加する住民主体・住民参加の体験を積んだこと
⑤他の自治体の住民が、つくば市の住民運動の経験を参考にする可能性があること
を示しています。

 本日の投票結果を踏まえ、私たち住民投票の会は、つくば市長に対し、
①住民投票条例15条(市長及び市議会は、住民投票の結果を尊重しなければならない)を厳格に遵守すること
②その立場から、総合運動公園基本計画を、いったん白紙に戻すこと
③総合運動公園が必要かどうかを含め、つくば市のスポーツ施設のあり方については、住民参加のもとで根本から検討し直すこと
を強く求めます。

私たち住民投票の会は、半年に及ぶ運動の成果と教訓を、今後、明らかにしていきますが、会の主たる任務は終了したと考えています。しかし、住民投票の結果を受けて、市長が今後どのように対応されるかについてはしっかり見届ける責任があり、状況に応じて必要な行動をとることは言うまでもありません。
 
 最後に、さまざまな形で住民投票運動に参加された大勢の方々に謝意を表するとともに、すべての市民のみなさんに重ねて感謝の気持ちを表明します。また、住民投票に関して、臨時的な業務でご苦労をかけた選挙管理委員会や市当局の関係の方々に、心からお礼を申し上げます。

2015年8月2日
総合運動公園建設の是非を住民投票で問うつくば市民の会